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WRINKLE FREE LINEN?

4/26/2025
 
着ていくうちに生地が柔くなりすぎてカーリングしてしまう事が怖くて、リネンに対して愛憎がある気持ちは恐らく私だけじゃないと思います。🤭
 
「それでもリネンを着たい!」と言う方々に、前の投稿でもメンションした事があったシワになりにくいリネンコレクション、HARRISONSの傑作のSEA SHELLがおすすめです。
 
入社前からずっと気になっていたこのコレクションのサンプルを強く手で握ってみたのですが、クシャッとならないのは本当に驚きです。

リネンファブリックらしくメランジが強めから単色でクリアな物まで、スタンダードなベースカラーとパステルカラーを合わせて計26色展開を、オープンバスケットウィーヴで仕上げた360g/mSEA SHELLは薄すぎず軽すぎず、その肉感はジャケットにしてもパンツにしても綺麗に仕上がるのでしょう。



強さをともなう耐シワ性が優れた、Terylene(テリレン/テレリン)というポリエステル系合成繊維を55%混紡したこちらの生地は寒暖差が激しい今頃こそが活躍させる時です。



GEM UNDER THE SUN

4/21/2025

 


先週は展示会やイベントがあり準備業務に追われ、まだどのリネン生地で今シーズンの4着目を作るのかを迷っています。
 
HARRISONSのリネンコレクションは前リニューアルでご紹介したINDIGOW.BILLFINE IRISH LINENの他にも、もっと私の目を引く隠れ宝石を見つけてしまいました。



ツイルとメッシュ組織で織り上げた、ウール74%、シルク21%、リネン5%の所謂「三者混」のサマージャケティングです。


他のコレクションと違い、バンチネームの通り陽光が糸の間に透き通る250g/mのオープンウィーヴは真夏でも涼しげに過ごせます。


プレーン19色とチェックが7パターンの展開で色によって織り柄も違っていて、それぞれ個性溢れた生地が全27種あります。

奇抜な生地が好きな私は最終的にこのバーズアイ風の赤のSUNBEAMを注文しようと決めました。



SAKURA’S EMBRACE

4/12/2025

 

4月、入学や入社式を終えて新しい生活が始まるとともに桜が綺麗に咲く頃です。🌸

先月出張の時にお客様に「もう東京は暖かいから桜もうそろそろ満開でしょう。」と言われたのを思い出し、土日はいつも疲れて寝てしまう事が多いのですが、とりあえず早起きして外に出ようと決めました。


人混みが多い場所が苦手な私はメジャーなスポットを避けて、自宅から1時間離れた太田区にある桜並木公園に。


住宅街のロードサイドに桜が600mに約90本が立ち並び、上を向くとペールピンクが満開。美味しそうな香りが漂う屋台の誘惑に耐えられずに、一番人が並んでいたタコ焼き屋さんで一気に12個入りを買って、桜のフラワーシャワーに浴びながら美味しい物を食べて良い休日になりました。




DASHING TWEEDS

4/05/2025

 


先週のブログの最後の写真で、何この生地?何この柄?と興味を感じていただいた方が多いでしょうと思いましたので、この機会でロンドン発のDASHING TWEEDSを紹介しようと思いました。

クリエイティビティをキーに、従来のツイードの観念を覆す新奇的なカラーリングやパターンを得意としていまして、この春夏にも新しく6色柄を加えました。


DASHING TWEEDSにヘリンボーンは普通すぎ?と私も思ったのですが、よく見たら縦糸が細く綺麗に詰まった感じは、アローポイントがよりシャープに織り上がって他ブランドにない美しさがあります。


次はカシミヤ5%混のOrlandoです。
太陽に照らされたガーデンのようにブルーグリーンベースと、花々を連想させるピンクのストライプに黄色のパステルカラーコンビは自分の好みにどストライクです。


同じくカシミヤ混のQuentinですがDASHING TWEEDSと言ったらチェック柄でしょう。

コントラストが強めのグリーンの千鳥にライトグレー、エメラルドグリーン、ライラックカラーが重なったウィンドーペンチェックは、ジャケットでもスーツでもおすすめです。



そしてフィナーレにオレンジとブルーのコントラストをより強める為に、ラメ糸とダークグレーのジグザグが入り込んだWhitbread Ritzyは人気が故に8年ぶりに復活しました。



既存コレクションの中で白ベースでクロコ模様したThreadbareは、私が大学生の頃からずっと欲しかった生地で、偶然私とほぼサイズが一緒のシングルジャケットを部長に譲っていただいて、今シーズンの3着目のニューガーメンツとして活躍しています。

TRIP TO THE NORTH

3/29/2025

前回の甲信越・北陸の出張は真冬中の12月で好きな雪を浴びられましたが、今回は訪問先どこでも最高気温が20℃超えで、山々に積もった雪を新幹線の窓からしか眺められなくて少し寂しい気持ちでした。


入社して半年以上が経ちお客様との関係が深くなり、当地の名店のお弁当を用意して下さって、いつもなら移動時間に追われて牛丼とコンビニ弁当しか食べられなかったので、雑談もしながら一緒に食事するのが新鮮で感動しました。


そして中日が過ぎて、木金は富山、金沢では雨の予告で、傘を忘れた私は百均で安いのを買うか...と思ったら訪問先で欲しかったDress GordonのFox Umbrellaが飾ってあって、商談が終わった後に早速購入しその後雨に濡らしました。


そんな楽しい事の連続ですが、ホテルに到着するのがもう夜の9時頃、部屋に入ったらまず着た服と次の日に着る服のアイロンを必ずしてからコツコツと仕事を続けています。

2ND FOX AIR

3/24/2025


東京は先週前半不安定な気候が続き、2回目の雪を朝から見られて幸せな気分でしたが、レザーソールのシューズしか持っていない私は家を出た瞬間思い切り滑りました。😅

また滑らないようにゆっくり歩いて出勤したらこんな気候の中に私が先月オーダーした着用分のスーツが届きましたので、何だか気が早すぎてタイミングが合わなくて笑いました。

 


Fox BrothersFox Air
前回もご紹介しましたが、2PLYのハイツイスト糸を使った平織りであり、他ブランドにない英国生地らしいしっかりとしたハリコシのある質感と少し粗い素材感がとても魅力的です。
 
販売員の時からこのコレクションを愛した私。今度2着目が納品され、最初は生地が少し硬いので野球のグローブのように「ブレークイン」をするために休日に1日履いてみました。


休みですのでパンツしか着用していませんが、この写真では生地の硬さと綺麗な落ち方がしっかり伝わるのではないでしょうか?

PRECIOUS NEAPOLITANO FABRICS

3/16/2025

 


ナポリらしいソフトで柔らかい風合いの生地に、攻めたカラーリングのファンシー柄を取り入れる、誰が見てもお気に入りが絶対入っているARISTONのコレクションが今年も無事日本に届きました。

中身を開けてみると、冊数が前のシーズンよりも多いですし、眩しすぎる銀色のカバーでびっくり!


全部の中でやはり私が一番初めに目付けるのはジャケティングが入ったWORLD OF JACKのBLAZERSです。


またネップラバーの私が注目したのが写真のバックグラウンドに広げたこの生地です。

ペールピンクのベースに、ローズピンクと白のネップが織り込まれて、果肉入りのストロベリーアイスクリームのように美味しそうな配色をしたこの生地は、スタイリングが中々難しい...と思いますが、付属のルックブックでARISTONおすすめのコーディネートを見てみましょう。


インナーに反対色のライトブルーを使ってより両者の色をはっきりと綺麗に強調し、そして下は白パンツと併せたかなりリゾート感が強めなコーデですが、ドレス寄りにしますと私はインナーとボトムスのカラーを逆にしたいですね。

今回はジャケティングのみご紹介しましたが、スーティングのストライプやチェックでも独創的な配色が多く、普段見つからない皆様が欲しがる派手な生地がARISTONにはあるでしょう。