la mode europeénne sélectionné pour vous

HARDWEARING BRITISH WOOL

9/27/2025


赤いバンチコレクションのHARRISONSより春から秋まで、トラベルスーツ用としてこの時期も注文が多い大人気の服地を紹介したいと思います。



特有のガッチリとしたハリやコシが特徴の、マットなハイツイスト糸で織り上げられたSPRING RAMは、強く握っても跳ね返そうとする強い復元力が一日中綺麗なシルエットを保ってくれて、出張や営業で移動が多い方にオススメです。



2PLYは全18色の展開をしており、中には無地以外に伝統的なグレンチェックが7色、ナチュラルカラーのグリーンやブラウンも編集されております。


最後にネイビーの3PLYとホップサックです。



一般的なブレザー生地よりも立体的。表面の粗野な感じとしっかりとした織り込みにより、英国生地ならではのクラシックな見た目と堅牢さを持つこの2品番をお選びいただけば、間違えなく美しいシルエットのジャケットが出来上がります。

TIMELESS ELEGANCE BY HARRISONS

9/22/2025

 


9月も後半に入り、気温がようやく涼しくなってきたこの頃は、秋冬の生地の受注も増えてきました。SMITH WOOLLENSのBOTANYに並び、こちらHARRISONSのOYSTERもかなり人気です。


聖地サヴィル・ロウの名門テーラー達から高い評価を受けてきた「仕立て映えの素晴らしさ」。キーとなる重過ぎない程良いウエイト400gは、まさに古くからの英国クラシックスを具現します。



織り込みがしっかりとしたOYSTERは、分厚さがある一方起毛感がなく、ほんのりと輝くウール本来の美しさが秀逸。

この生地で今から仕立てたらタイミングもバッチリで、すぐに毎日のワークライフで活躍します。


GLENROYAL

9/13/2025

 

学生で初めてオーダースーツ専門店に行って色々とマルキシのバンチを見させていただいた時に、あの青色のとにかく大きいバンチPORTER & HARDINGのGLENROYALには驚きました。今年9年ぶりのリニューアルです。

糸は硬く頑丈でありながら、高密度の織りゆえ生地の柔らかさもしっかり感じられるユニークな生地で、PORTER & HARDINGのカントリーツイードでは比較的軽めの435g/m。独特なカラーセレクション&凝ったデザインが多く採用されたアーバンツイードコレクションです。

カバーを開けますと今までに無かった小さめのガンクラブ、グレンチェック、ダブルペーン等の新柄がこんなにも増えています。



そして以前のGLENROYALは色柄関係なく入り交ざったページングでしたが、このように柄ごとに分類されており、より見やすい形に変わっております。



日本の気候にぴったり合うボディに、柔らかさと丈夫さを兼ね備えたGLENROYALは、ツイードジャケットを初めてご注文される方にお薦めです。

YOUR NEXT ENGLISH FLANNEL

9/06/2025


先週はハリソンズグループからSMITH WOOLLENSBOTANYのリニューアルをご紹介させていただきましたが、メインの赤バンチでWORSTED & WOOLLEN FLANNELS8年ぶりに新しくなりました。


こちらのコレクションは2種類のウールを用意し、温暖化が進んでいる現代に対応した滑らかで柔らかいWORSTED(梳毛)340gと、膨らみと温かみがある伝統的で生粋の英国スタイルを代表するWOOLLEN(紡毛)420gに加えて、今回は超ヘビーウエイトのWOOLLEN FLANNELが発売されました

 


新クォリティの紡毛フランネルは他のブランドにはない540gでずっしりと。重さだけを見ればコート用でしょうと思いますが、手に持った時に意外と柔らかくクラシック好きにはたまらないヘビースーティングです。

生地のフィニッシュがきれいすぎず男らしさがあるのもハリソンズのフランネルの特徴であり、WORSTEDからWOOLLENまで充実した3クォリティを持つ、本物の英国フランネルを編集したこの赤いバンチを探して見てください。


BOTANY BAY TO YOUR WARDROBE

8/30/2025


Smith Woollensは春夏の名作ABACUSに続き、この秋冬はBOTANYもリニューアルし、ついに発売開始です。

今までのラインナップはクラシックな色柄での展開ですが、世の中で流行していることや変化の兆しを捉え今回はブラウンやグリーンのナチュラルカラーも新登場しました。


そして注目すべき所がその原料です。

ボタニーの名前の由来であるボタニーウールは、オーストラリア産のメリノシープから取られた最高に柔らかく弾力を感じられる上質な羊毛です。


380~410gで少し厚手な生地ですが、いつまでも型崩れしにくい耐久性や復元力に優れた、ロンドンクラシックを求められている方におすすめです。

MAYFAIR CLASSICS

8/22/2025

 

ラグジュアリーブランドのハイエンド・ファブリックで編集されたDolce Vitaは、今までと違いVBCコレクションの1番バンチと同じく両面開き仕様に変わり、裏面は英国製の生地を編集した“MAYFAIR CLASSICS”となり新しい姿で登場しました。

200年以上の歴史を積みハイクオリティな服地を扱うMarling & Evansから“The Flannel Collection”です。


無地とアイコニックな柄を取り入れながら、このコレクションは織の密度が高く、モダンユースに適した少し軽めの400gで仕上げられております。

続きましてはフットボールイングランド代表などの公式スーツにも採用されていて、知名度が高まってきているEmpire Millsです。



ドライタッチ感が強めのSuper 100'sウールを使いながら、細番手の生地に負けないきれいな艶を持ち、本当にSuper 100'sなのか目を疑います。


英国生地は年々高価になってきていますが、この2ブランドは品質が良く手ごろな価格でお仕立ていただけますので、ぜひお試しください。

COZY & STRETCHY OFFLIMITS

8/11/2025

VBCが最先端の技術を駆使し、ウールだけでなく化学繊維とブレンドした新たな機能性素材作りにも取り組み、生まれた機能性ファブリックレンジがOFFLIMITS(オフリミッツ)。

フォーマルウェアだけではなく、カジュアルウェアやストリートウェアまで、カッチリしたいけど楽に着たいと言う様々な現代のライフスタイルに応える傑作です。


今回登場したポリウレタン5%混の21µ Bistretch Bataviaは、ウールの滑らかさ、見た目の重厚感は残しつつ、とんでもなく伸びます。

もう1つは、Bistretch Woollen Flannel。



立体的な起毛感が美しいWoollen Flannelは、ずっと撫でていたくなるような気持ちになってしまうさわり心地。

ポリウレタンわずか1%の混紡ですが写真の通り結構伸びます。私と同じく毎日歩き回る方々にはぜひおすすめしたいクォリティです。

GET THE LOOK OF SUNBEAM

8/04/2025

今までナポリ仕立ての上着を好んで着用していましたが、今回は担当のお取引先様がおすすめのスタイリングでお任せして、HARRISONSのSUNBEAMで初めてのブリティッシュ寄りのジャケットを作っていただきました。

約2ヶ月を待ち完成させていただいたので、さっそくその着画とSUNBEAMの美しさを再度ご紹介させていただきたいと思います。


ジャケット地ではなかなか見ないレノウィーブのような織り柄。そしてウールシルクリネンの三者混でできたSUNBEAMは、それぞれの素材の特長が活かされ柔らかく、軽く、そして上品なツヤを放ちます。



こだわりのミラネーゼボタンホールとダブルステッチを入れ、男らしいシルエットを強調したお客様のオリジナルパターンで仕上がったこのジャケットは、たまらなくかっこいいです。

LUSTROUS MOHAIR BY VBC

7/26/2025

 


ドレスファッションでも、カジュアルでも秋冬ガーメンツが増えてきました。年々注目されているモヘア素材は、今年の2025AW Britannic Collectionでも勿論展開。去年大人気ですぐに品切れた2クォリティと、新たにモヘア混コート地が加わりました。



Wool & Mohair Suiting/ Prunelle

独特な光沢感を持ち触ってみるとドライ、丈夫で、皺になりにくいWool & Mohair Prunelleは、ウール70%とモヘア30%の贅沢なブレンドで作られており、今シーズンは280g/mのSuitingを4色柄と、320g/mのPrunelle無地3色を展開しております。


Wool & Mohair Flannel

紡毛とのミックスでモヘアのもっさりとした毛の風合いを発揮し、柔らかさと膨らみが他にない生地感を表現しています。

定番S100's Original Flannelに比べて30g重く390g/mで分厚く感じるのですが、指に乗せた時全然重くなく、熱をトラップしやすいウール100%よりもよっぽど暖かく感じます。



Overcoat

今年もコーティング2色を展開することを決めました。Raw Mohairのようにくるくるした毛立ちで、カシミアと違った美しい輝きです。

まだ暑い日が続きますが、新作が続々出ますともう冬物を作りたい気分になりませんか?

来週も新コレクションを引き続き紹介させていただきます。

EXPERIENCE STRENGTH AND COMFORT

7/22/2025

 

バッグなどの日常的なアイテムからアウトドア用品まで幅広くいろいろな商品に付いていますが、皆さま「CORDURA(コーデュラ)」のネームを目にしたことはありますか?
 
クラシックなスーティングが豊富に揃った弊社のコレクションで、コスパ最強のCORDURAを使ったミニバンチがあります。


日々の着用でガーメンツの引き裂きや擦り切れに悩まれる方は、高い耐摩耗性を備えている且つウールの性能や見た目をそのままに残しつつ、防シワ性ストレッチ性まで、様々な機能を持つPARKOUR CORDURA combat wool(コンバットウール)がおすすめです。


ベースカラーのグレイ、ブルー、ブラウンをそれぞれ明るい、暗いシェードで展開し、黒を加えて260g/mのツイルが7色と、210g/mの平織には人気色のグリーンもあります。


今回はPARKOURについて書かせていただきましたが、25AWの新コレクションもそろそろご用意できますので、またその内容を紹介させていただきます。

CASUAL TO CHIC WITH W. BILL

7/12/2025

パンツが主役の季節の今だからこそ、ボトムスに色付けしたい方が多いと思いますので、今回はW.BILLのPURE COTTONSからオンオフ兼用しやすいファブリックをご紹介させて頂きます。


少し重めなコットンドリルから、ストレッチ素材のエラスタン3%混に、コットンキャンバス、最後にデニムまでと生地の厚さとカラーが様々ございます。

市販のチノパンツをお仕事で着用される方も多いですが、W. BILL PURE COTTONSでこだわりのディテールを加えてオーダーする事でよりキッチリとした装いに見えて着る度に気分が上がります。


黄色タグのPURE COTTONをジャケパンスタイルのパンツにも、シャツパンツスタイルにも。休日のTシャツスタイルにも是非。

SUMMER ELEGANCE REDEFINED

7/04/2025

今年もそろそろ梅雨明けの時期になりますが、湿気が高くて日照りが強い毎日は去年の夏よりも暑く感じられ、そんな時にはベタつかない軽い生地からできたガーメンツを着たくなります。


お客様を訪問させていただいて、真夏で何が一番人気あるかを聞きますと、やはり夏向きスーツはドライでひんやりとした肌触りと、格別な光沢感を放つモヘア混が上下でも単品でもかなり人気が高いと聞き、今までHARRISONSのコレクションでご紹介したことのないサマー・キッド・モヘア生地、CAPE KIDをお見せしたいと思います。
一般的なモヘアと違い、CAPE KIDのサマー・キッド・モヘアは軽くて柔らかい他、シルクに負けない輝きを持ちます。南アフリカ産のモヘアの中でも総生産量が僅か5%の稀少な原料がたっぷり60%も使用されています。


色柄は英国のファブリックらしく、クラシックなものを中心に展開されているこのコレクションは日常着としても使い易く、盛夏でも快適にご着用いただけ日本海側のお客様からも高い評価をいただいております。

BUILDING RELATIONSHIPS WITH FABRIC

6/30/2025

 


新しい2025AWの生地サンプルが揃い、また甲信越エリアへ出張に出るシーズンが訪れました。🚄
 
今回お客様にたくさん写真を撮っていただきましたので、その様子をシェアしたいと思います。
 
撮影されることに慣れていない私は、始終不自然な顔をしていましたが、大好きな生地を目前にしますと真剣な表情に変わります。1枚目は新コレクションの魅力を一生懸命に説明している写真です。


また、一日目の終わりに特別にお客様に居酒屋まで誘っていただき、念願の北陸の地酒と海鮮も山菜も色々と賞味させていただいて、出張で初めて地元特産のお料理を食べることができました。

楽しい時間が一瞬で過ぎて最終日の商談を終え、新幹線の時間までに少し時間があったので雑談をしている所を、お客様がこっそりと最後は結構良い感じの表情を撮っていただきました。


PARTY RECAP

6/20/2025

日本の浮世絵や穂積和夫さんのイラストからインスパイアされた、ゆるく可愛らしい画風をしたこのマスコットを、どこかで見たことはありませんか?



BARBOURや、弊社の取り扱っているFOX BROTHERSのイラストレーションを描かれた、Mr. Slowboy(フェイ・ワン氏)が実は先週来日されました。英国王室御用達ブランドの「DAKS」とコラボレーションして、直筆で描かれた1点物のスーツケースオークション販売を記念してのレセプションパーティーに招待され、夕方にオシャレな街表参道まで。


今までパーティーに招待されたことがなく、一通りご挨拶が終わった後どこで立てば良いか困っていて、場に慣れていない姿を気にして少し恥ずかしかったのですが、その後たくさんの人とお話ができたことも、ご本人が目の前に絵を描いているのを見ることもでき、充実した時間でした。


イベントが終わり勇気をだしてMr. Slowboyに中国語で「一緒に写真を撮ってもいいですか?」と話しかけたら、「中国語を話せたの?」と驚かれて、アートスタイルについてちょっとしたインタビューをして、最後に記念にツーショットを撮らせていただきました。

A QUICK & EASY FIX

6/17/2025

 

帰宅後は着た服をハンガーに戻し、そして次の日の服をアイロンすることは日常的なルーティンですが、ある日ボタンが外れてしまったことを発見しました。

私服でもオーダーしたパンツを愛用している私は、ボタンが取れてしまうことは多数あります。


ベーシックなソーイングスキルを身につけることで、いざボタンが緩くなった時にお直し屋さんで数日待つよりも、自分でできることはとても便利だと思います。


マッチングカラーの色糸はありませんでしたが、敢えて違う色で付け直すのも独特な味が残って、こだわっている感じが出ます。