la mode europeénne sélectionné pour vous

SNOWY TRIP

12/21/2024

 

12月に入り来季の新商品サンプルが全て揃い、また出張の季節が訪れてきました。

今回1日目でやってきたのが新潟です。朝や夜の零度以下の寒い気候を迎えるためにカセンティーノのコートが今シーズンようやく出番に。


移動中に吹雪に遭いましたが、亜熱帯地域で生まれた私は今まで雪を見ることがほとんどなく、路上に積もる雪を見るのも、冷たい雪を浴びる事がとにかく楽しくて笑顔を抑えられませんでした。😆


皆様が年中納品分の検品に追われながらも時間を作ってくださり、楽しく話しながら生地を紹介させていただいていた後、食事に誘っていただいたこともありましたが、長距離移動がある為しかたなく宿へ向かいました。

THORNPROOF TWEED

12/16/2024

 


ツイードは様々な種類があり、ドネガルツイードやハイランドツイードなど、その原産地から名前が与えられる物も、用途で名前が決められる物もあります。
 
その中の主に登山や狩りで使われる、Thornproof Tweed(ソーンプルーフツイード)をご紹介させていただきたいと思います。
 
Porter & HardingThornproofは、名の通りトゲが刺さっても引っかかっても傷になりにくい耐久性が優れたツイードになり、その頑丈さはイギリスとスコットランドの間にある気温が低く環境が険しいCheviot(チェヴィオット)で育てられた、硬い螺旋状の毛を持つ羊たちのCheviot Wool(チェヴィオットウール)から賜われた特長です。


チェック柄が多いP & Hの他のコレクションと違い、緯糸と経糸の色のコントラストから、メランジエフェクトが強めのプレーンが21種と、ウィンドウペーン5種で構成され、その表面にぽつぽつと色鮮やかなネップを加えたことで、少しドネガルツイードライクなコレクションになります。


そんな訳で、ネップラバーな私はまた欲しい物が増えました。

FANCY LININGS

12/07/2024

 


4年前は新型コロナの影響で私の年代は成人式がなかったのですが、もし出られたのならスーツの表生地にはもちろんこだわっていたでしょうし、せっかくなので見えない部分の裏地も変わった色や柄にしただろうと思います。

裏地で今回ご紹介したいのは、今シーズン3年ぶりにリニューアルされましたLear Browne & DunsfordのPlain & Fancy Liningです。
今回は鳥を描くのが好きなイギリスのストリートアーティストSteve McCracken(スティーブ・マクラッケン)さんがデザインされた、ファンシーなプリント裏地が13柄加わりました。


スプレーペイントや水彩からしか表現できない顔料のスプラッターに、マーカーペンで描かれたはっきりとしたアウトラインの絵は、今までにない可愛らしさと自由なテイストを感じさせます。

スティーブさんの代表作のSid the pigeon(青い翼の鳩シド)と、鳥の頭が密集したChaosも入っており、これほど可愛いストリートアートを背裏にして着用時に絵を隠し持っている感じは中々楽しくないですか?



派手でない感じがお好きな方には、メタリックな輝きを放つバイカラーのプレーンが22色とシンプルな無地39色、ジャカードが27種、全部合わせて136色柄ありますので、ぜひご自分の好みにヒットする物を探してみてください。

WORSTED FLANNEL

12/02/2024

 


上下で着ればシャープなイメージが与えられ、崩して単品で使えばビジネスでもスマートカジュアルでも使い道が様々なフランネル。

年に年に気温が上がり、室内や電車で暖房が強く効いている環境ではクラシックなフランネルは、暑がりの私が着たら汗が止まらなくなります。💦

その関係で今までフランネルのガーメンツは1着も持っていませんでしたが、それでも1回フランネルを着てみたいと思い注目したのがFox BrothersのWorsted Flannelです。



Worsted Flannelの生地は3つのウエイトに分かれておりますが、過半数が270/300gmの英国生地にしては軽めのフランネルコレクションになり、暑さを感じやすい方に特におすすめです。

無地が26色と、クラシックでありながら現代らしさを感じさせる柄が豊富に入っていて、ブラウンとブルーの組み合わせが大好きな私はこの大きなガンクラブチェックに魅了されてジャケットにしました。


この軽さでしたらこれから桜の季節まで、長く着られる気がします。