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LUXURY TIES FROM ITALY

2/24/2025

ネクタイを柄で選んでいた私は、今まで中の芯地を気にしたことがありませんでしたが、初めてALBENIのタイを締めた時に、その良い感じの厚さと柔らかさが指に伝わり、ループに通す時の自然な深いディンプルができたのを見て、ALBENIのタイを愛するようになりました。

そして今週に該社のマルコ社長が14時間をかけてイタリアから来日し、東京にいらっしゃった4日間にその骨格となる芯地を詳しくご紹介いただいたので、このブログで共有したいと思います。


ALBENIは1905年にネクタイの芯地メーカーとして創業し、現在も芯地販売が売上の過半数で、ラグジュアリーブランドのLouis Vuitton、BvlgariやFerragamoのタイ芯を提供しています。


その芯は、伸縮性と復元力が優れた太番手のイングリッシュウールと、片面なめし加工したコットン生地の2パーツ1セットからできます。

表地の厚さや重量に合わせて、軽いタイ地には340g/mの少し厚い芯を入れます。重いタイ地には220g/mの軽い芯を使い分けていることで、また手作業や目視確認の工程が多く、安定性とドレープを最高の状態にキープするのが、ALBENIのこだわりです。



それを聞き、確かにもともと勤めていた量販店のネクタイより、ALBENIの芯が入った私物のFerragamoのネクタイを締めた時、その形と締まりが良くて全然違う理由は「ALBENIの芯地を使っているからか!」と納得しました。

INDIGO

2/16/2025

 

Harrisonsからのリニューアルバンチ、今週はINDIGOのご紹介です。
 
ウールリネンの生地は重い物が多く、暑くて蒸れやすいと多くのお客様からお声があり、私も他ブランドのウールリネンを着用した時に正直思った事がありました。😅
 
ですが実物を見て触った時に思いました。



INDIGOは上質なメリノウールと、リネンが多くもない少なくもない20%を混紡した、230g/mのウエイトと織り込みの密度がやや低めな構造の生地で、サラッと着られるエレガントなガーメンツができるに違いないと。


リネン混らしく全面メランジエフェクトに染まったこのシリーズは新色6色を入れて23色を展開しており、アーバンな色彩が溢れたこのバンチの中に私が注目したのはシンプルなネイビーです。



リネンの糸が入ったツイールの凹凸面に光がに反射して普通ネイビーとは違った表情がとても魅力的で、またネップラバーの私が着目するリネン特有の縦横平行に流れる小さな節を見ると、この生地でダブルのサマースーツをオーダーしたくなり、夏にシャツの第二ボタンを開けて着たい気分です。🌴

ABACUS

2/08/2025

 


今回のブログはHarrisonsグループの傘下のSmith WoollensでリニューアルしましたABACUSについてご紹介させていただきたいと思います。
 
トラディショナルなパターンとベースカラーで構成された、310gの平織りのスーティングで一見極普通な英国生地に見えますし、Frontierとは一体何がどう違うかを多くのお客様も、私も少し戸惑いました。🤔


それが気になりHarrisonsに確認しましたら、その魅力が最後のフィニッシング段階にある、独自の「サハラフィニッシュ」にあると知り、皆様にも共有したいと思いました。

生地が織りあがった後は、繊維が突出しているために毛羽立ったり毛のように見えたりします、Singeingシンジング(表面を燃やす)をすることでスッキリとした綺麗な生地表面ができ、ピリングのリスクも減少できます。


また、ABACUSを触った時に気づいた事が、シャリ感が強めでドライな感じはしますが、柔らかく、ほんのりとした光沢があります。
 
それを平織りの耐久性、通気性と復元力と合わせて、夏に限らず冬以外の3シーズンで、長くご着用いただけます。

M502 LE STAGIONI

2/01/2025

 


オーダースーツ専門店で常備して1番お勧めしていただいていると言っても過言でないシンプルなスーティングバンチ、Britannic CollectionM502


今回も注目のシリーズをピックアップして紹介させていただきます。

Light Weight Beausoleil
24SSから展開し始めましたLight weight Beausoleil☀️は、昨年から大人気で今年も継続して販売をしております。


従来21μでしたBeausoleilが通年着用可能の250gまで軽量化され、最新のコレクションに敏感な私は販売員時代に1着を購入しました。

21μ版よりもヘリンボーンの幅は細く、ツヤ感がものすごく綺麗で、私はいつも特別な日に勝負服として着用しています。

そして今年のパーティーコンセプトに合わせまして、新たに2つのシリーズを導入しました。



Lamé Prunelle

メタリックな輝きを放つラメ糸を、Prunelleのボディーと組み合わせて上品でまさしくパーティー用のガーメンツが出来上がります。

続いてはNatural Stretch Jacquard Kid Mohairです。



英語では"Jacquard"と言いますので、カタカナ英語が苦手な私はいつもジャガードではなく、ジャカードと言ってしまいます。😅

キッドモヘアを15%混紡させたことにより、シルクのような光沢感をもつこの生地はワインとネイビーの2色展開しております。

ネイビースーツの中にオッドベストとして入れ、セレモニーやイベント時のシンプルな装いを1ランクアップするのをおすすめです。

全部紹介しますと、生地好きな私は止まらないので今回はここまでとさせていただきます。😊