今回は、長年服地に携わってきた私のお気に入りの一つをご紹介します。
それが、スミスウールンズの「アバカス」です。
昨年リニューアルされたこのコレクションは、高い人気を集める春夏素材のひとつです。
ラインナップには、定番のクラシック柄から少し遊び心のあるファンシーな柄まで、長く愛用できる普遍的な色柄が揃っています。
生地は平織りとしてはしっかりとした約310gの目付で織り上げられており、仕上げにはスミスウールンズ独自の「サハラフィニッシュ」が施されています。
ドライでクリスピーなタッチは、春から秋にかけての快適な着心地を実現するだけでなく、防シワ性や高い復元力も兼ね備えています。出張や移動の多いビジネスマンにとっても、頼もしいパフォーマンスを発揮してくれる服地と言えるでしょう。
私自身、このコレクションの中でもブラウンの無地を気に入り、スーツとして仕立てて着用しています。
「アバカス」という名前はラテン語を語源とし、ローマ時代に使われていた計算機に由来しています。
歴史ある名前を冠したこの服地には、過去から未来へと続く時間の流れの中で、今という瞬間を楽しむための魅力が込められているように感じます。
ぜひ皆様も、この素晴らしい服地を一度体感してみてください。