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A CERTAIN STANDARD
10/06/20262026年秋冬シーズンに向けた新作コレクション、第六弾をご紹介いたします。
今回ご紹介するのは、英国を代表するマーチャントのひとつ、H. レッサー & サンズの「11 / 12OZ(イレブン・トウェルブ オンス)」です。
H. レッサー & サンズは、20世紀初頭に創業した英国では比較的新しいマーチャントでありながら、その品質において、長きにわたり服地の世界で特別なポジションを築いてきました。
創業以来、一貫して掲げてきたのは「一切の妥協なき高品質の追求」。
それは、装飾的な美しさを追い求めるのではなく、あくまでも「仕立て映え」と「着心地のよさ」を極めるという、英国服地らしい実用美として具現化されています。
厳選された上質な原毛を用い、しっかりと肉厚に織り上げられた服地は、同社が定める厳格な品質基準のもとで徹底した検査が行われ、基準を満たしたものだけが市場へと送り出されます。
また、象徴的なセンターストライプのバンチは、限られた高級テーラーのみで展開されることから、英国ではテーラーの格を示すアイコンのひとつともいわれています。
そして2026年秋冬シーズン、満を持してリニューアルされた「11 / 12OZ」。
サヴィル・ロウでは「バイブル」とも称されるこのコレクションは、数々のクラシックパターンを網羅した、まさにコンプリートコレクションです。
プレインからファンシーまで幅広く揃う豊富な色柄は、350GMSという絶妙なウェイトに織り上げられ、美しいドレープラインを描きます。
光沢をあえて抑えた品格のある表情。
そして、触れた瞬間に感じるクリスピーな質感。
その独特の風合いを生み出しているのが、H. レッサー & サンズ独自の仕上げ技法「ウエストエンドフィニッシュ」です。
どこか往年の“イングリッシュ・クロス”を彷彿とさせる、端正でクラシックな佇まい。
仕立て上がった一着には、時代に左右されない英国服地ならではの存在感が宿ります。
流行を纏うのではなく、仕立てる人の品格を引き立てる。
そんなH. レッサー & サンズ「11/12OZ」の魅力を、ぜひ店頭で実際に手に取ってお確かめいただけましたら幸いです。
THE TEXTURE OF TIME
9/29/2026
2026年秋冬シーズンに向けた新作コレクション、第五弾をご紹介します。
今回ご紹介するのは、フランネルの名門、英国フォックスブラザーズの「ヴィンテージフォックス」です。
1772年の創業以来、フランネルをはじめとする英国服地の歴史を築いてきたフォックスブラザーズ。その長い歩みの中で培われたアーカイブに残る名作から着想を得ながら、クラシックな意匠を現代の紳士にふさわしいスタイルへと昇華させたコレクションです。
定番のフランネルから、本格的なヘビーウェイトまで幅広く揃う「ヴィンテージフォックス」。
なかでも注目したいのが、300/330グラムの軽量ハイブリッドフランネルです。
梳毛糸と紡毛糸を組み合わせることで、本格的な紡毛フランネルならではの暖かさや豊かな風合い、奥行きのある表情を持ちながら、梳毛フランネルのような適度なウェイトと仕立て映えも兼ね備えています。
それぞれの長所を巧みに掛け合わせた、他にはない個性を持つフランネルです。
また、定番の「クラシックフランネル」では展開されていない、グリーンやベージュをベースとした、フォックスブラザーズならではの絶妙な色柄も魅力のひとつ。
さらに、フォックスブラザーズのフランネルを愛する方々から特に人気の高い、500グラムを超える肉厚な無地のフランネルもご用意しています。
軽やかなものから重厚なものまで。
色柄も含めて選択肢が大きく広がり、フランネルという素材の奥深さを改めて感じさせてくれるコレクションです。
現代において、フランネルを身に纏うということは、ある意味でとても贅沢なことなのかもしれません。
着用できる季節が限られているからこそ、その短い時間をあえて愉しむ。
寒くなれば自然と手が伸び、袖を通した瞬間に季節の訪れを感じさせてくれる。そんな「季節を愉しむための服」に相応しい生地が、今回のコレクションには揃っています。
効率や実用性だけでは選ばない。
その季節にしか味わえない素材を身に纏い、その質感や暖かさを愉しむ。
そんな選択をしたくなるのが、フォックスブラザーズのフランネルなのだと思います。
ぜひ店頭で実際に生地に触れ、その色、表情、そしてフランネルならではの豊かな風合いをご覧いただければと思います。
NEW EXPRESSIONS
9/25/20262026年秋冬シーズンに向けた新作コレクション、第四弾をご紹介します。
今回ご紹介するのは、イタリア・ビエッラを拠点とする高級ファブリックマーチャント、「スタイルビエッラ」です。
1975年、ピエロ・ペリーノとその家族によって創業されたスタイルビエッラ。イタリア服地の聖地ともいわれるビエッラを本拠地に、上質なファブリックを数多く展開しています。
同社のファブリックコレクションは、毎シーズン数種類の「ルックブック」と「バンチ」によって提案されます。豊富なラインナップはもちろんのこと、その高いクオリティ、卓越した提案力、そして常に新しい感性を取り入れる革新性から、“唯一無二”と評されることも多いブランドです。
今シーズンのスタイルブックでは、ブラウンやグリーンを基調としたミックスカラーや、杢調の柔らかな色合いが印象的に提案されています。
見開きページには、モデルが実際に生地を着用したスタイリング写真とともに、カット生地が貼り付けられています。
生地そのものの表情だけでなく、仕立て上がった際の雰囲気までイメージしやすく、ページをめくるたびに創作意欲をかき立てられます。
今シーズン、新たなラインナップとして加わったのが、「HIGHLAND」と名付けられたカシミア混のSUPER150'sレンジです。
SUPER150'sならではの繊細さと、カシミアをブレンドすることで生まれる柔らかな風合い。その上質さは、ぜひ実際に生地に触れて体感していただきたいと思います。
写真やスペックだけでは伝わりきらない、素材ならではの心地よさを感じていただけるはずです。
そして、今回のコレクションの中で私が特に気に入ったのが、「MARBLE FLANNEL」。
デニムを思わせる表情を持ったフランネルで、なんと32色ものカラーバリエーションが揃います。
中でも目を惹くのが、ピンクやオレンジといった、少し個性的なカラー。
一見すると取り入れるのが難しそうな色味ですが、杢調の柔らかな表情が加わることで、派手さがほどよく抑えられています。そのため、普段とは少し違った色に挑戦してみたい方にも、比較的取り入れていただきやすいのではないでしょうか。
単色でありながら奥行きのある色合いは、仕立て上がった際にも独特の存在感を放ってくれそうです。
ルックブックに掲載されたモデルのコーディネートを参考にしながら、これまで選んだことのない色や素材に挑戦してみるのも、今シーズンの楽しみのひとつ。
皆様もぜひ、スタイルビエッラの豊かな色彩と素材感から、新たなスタイルの可能性を見つけてみてはいかがでしょうか。
A SENSE OF COUNTRY
9/08/2026
なかなか天候が落ち着きませんが、少しずつ気温も穏やかになってきました。
今回は、2026年秋冬の新作コレクション第3弾をご紹介します。
“ウィリアム・ブリス”。
1872年創業。かつて傘下にあったツイードブランドを、フランネルの名門フォックスブラザーズが復活させました。
いま、世界中のビスポークテーラーやウェルドレッサーから注目を集めているのが、「コッツウォルド カントリーツイード」です。
コレクションの中心となるのは、乗馬やモータースポーツなど、英国のカントリーシーンに適したツイード。コッツウォルズの美しい自然から着想を得た、深いグリーンやブラウン、アースカラーを中心とした落ち着きのある色柄が揃います。
英国らしいクラシックな雰囲気を持ちながらも、決して重すぎず、現代のワードローブにも自然に馴染むのが魅力です。
さらに、ウールとコットンのブリスツイルや、カントリーウェアには欠かせない100%コットンのベッドフォードコードもラインナップ。ジャケットやトラウザーズなど、カントリースタイルを幅広く楽しめるコレクションとなっています。
ツイードには独特の存在感と温かみがありますが、「少しクラシックすぎる」「取り入れるのが難しそう」と感じる方もいるかもしれません。
そんな方にもぜひ一度ご覧いただきたいのが、この「コッツウォルド カントリーツイード」。
伝統的な英国らしさを残しながら、今のスタイルにも取り入れやすい、絶妙なバランスを持ったツイードです。
生地を眺め、触れているうちに、「この生地で何を仕立てようか」と自然に想像が膨らんでくる。
そんなインスピレーションを与えてくれる、今の時代にちょうどいいツイードです。
INTO AUTUMN
9/01/2026
8月も終わり、いよいよ9月がスタートします。
まだまだ厳しい暑さが続いており、「秋」を迎えるという実感はなかなか湧いてきませんが、オーダースーツ業界では、これから本格的な秋冬商戦が始まります。
今回は、2026年秋冬の新作コレクション第2弾をご紹介します。
今シーズン、待望のコーデュロイコレクションが新たにラインナップされました。
その名も、ダブリュービルの「コーデュロイ&モールスキン」。
以前より、お取り引き先の皆様から秋冬シーズンに向けたコットン素材について、多くのお問い合わせをいただいておりました。
そして今回、ようやく皆様に自信を持ってご提案できるコレクションが完成しました。
細畝の「ニードルコード」から、存在感のある幅広の畝が特徴の「ジャンボコード」まで、表情の異なる3種類のコーデュロイをセレクト。
さらに、スエードを思わせる柔らかな肌触りと、心地よいストレッチ性を備えた高品質なモールスキンもラインナップしています。
美しく洗練されたカラーパレットで表現された今回のコレクションは、コーデュロイやモールスキンならではのクラシックな趣を持ちながら、現代のスタイルにも取り入れやすい、優れた汎用性を備えています。
カジュアルウェアはもちろん、上質なテーラードスタイルにもおすすめです。
ジャケット、スラックス、セットアップなど、スタイリングの楽しみ方もさまざま。
素材の表情や色合いを生かしながら、自分らしい秋冬の装いをお楽しみいただけます。
まだ暑さの残る今だからこそ、少し先の季節に思いを馳せて。
装いから季節を先取りし、心まで晴れやかになるような一着を、ぜひ今からご検討ください。
皆様の秋冬スタイルに、新たな選択肢として「コーデュロイ&モールスキン」をお届けします。
QUIET EVOLUTION
8/24/20262026年秋冬シーズンに向けた、新作コレクションをご紹介いたします。
今シーズン、ハリソンズを代表する定番スーツ地「REGENCY(リージェンシー)」が、待望のリニューアルを迎えました。
グローバルに活躍するビジネスマンに向けて、ハリソンズが提案する「リージェンシー」。
厳選されたメリノウールから紡いだ糸を経緯(縦横)ともに2本ずつ使用し、軽快感のあるしなやかなボディに織り上げています。
3シーズンにわたって着用できる絶妙なウェイトでありながら、仕立て映えのする端正な佇まいと、品格あるアピアランスを両立。
日常のビジネスシーンはもちろん、さまざまな場面で頼れる汎用性の高さは、名門ハリソンズならではの魅力です。
そして今回のリニューアルでは、これまでの英国的な品格に、現代的なエッセンスをプラス。
ブラウン、グリーン、オフホワイトといったプレインカラーに加え、存在感のあるワイドピッチのストライプが新たに登場しました。
A SENSE OF TIME
8/17/2026
8月も半ばを過ぎました。
依然として突然の豪雨など、天候の不安定な日が続き、夏らしい陽射しを感じる機会は少ないように思いますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
私は夏季休業を利用して、久しぶりの長期休暇をゆっくりと満喫しました。 雨の合間をぬって、お墓参りに出掛けたり、毎年恒例となっている友人たちとのゴルフを楽しんだりと、夏休みらしい時間を過ごすことができました。
また今年は、年内に惜しまれながら閉館を迎える、横浜や銀座の映画館にも足を運びました。
いずれも、学生時代から何度も訪れた、まさに“地元・横浜を代表する映画館”であったり、あるいは“良質な映画を観るならここ”と、多くの映画ファンに親しまれてきた銀座の映画館です。
館内や設備には、どこか懐かしい昭和の面影が残っていて、映画を観るだけでなく、その空間そのものにも郷愁を感じました。
こうした映画館が姿を消してしまうのは寂しいものですが、長い年月の中で、それぞれの時代を彩ってきた場所が少しずつ役割を終えていくことに、改めて時代の流れを感じます。
さて、夏物の生地のご紹介も、そろそろ終盤を迎えます。
今回ご紹介するのは、ハリソンズの「サンビーム」です。
以前、同じ「サンビーム」という名称で、春夏向けのシルク混ウールメッシュのジャケット地が展開されていました。
こちらは名作生地として長年にわたり親しまれてきたため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
残念ながら惜しまれつつ廃盤となってしまいましたが、その「サンビーム」が、ウール・シルク・リネンの三者混という、まったく新しいクオリティで復活しました。
ベースとなるのは、立体感のあるメッシュ組織。
鮮やかなブルーやグリーン、ピンクなどの無地に加え、クラシックな雰囲気を漂わせるチェック柄まで、多彩なバリエーションが揃っています。
250gmsという絶妙なウェイトで織り上げられているため、薄すぎず、かといって重すぎることもなく、春から夏、そして秋口まで、比較的長いシーズンにわたって楽しんでいただけるジャケット地です。
また、メッシュならではのエアリーな表情も、この生地の魅力のひとつ。
ドレスシャツはもちろん、カットソーなどと合わせても自然に馴染むため、スタイリングの自由度が高く、ジャケットとしての汎用性にも優れています。
残り少ない夏のシーズンに向けて、軽やかで表情のあるジャケットをお探しでしたら、ぜひ候補のひとつとしてご検討いただけましたら幸いです。
時代とともに姿を変えていくものがある一方で、こうして新たな魅力をまとって蘇るものもあります。
かつての「サンビーム」をご存知の方にも、今回初めてご覧になる方にも、ぜひ一度、その新しい表情をお楽しみいただければと思います。
POISE IN THE SUMMER HEAT
8/04/2026急な豪雨や酷暑など、今年も天候が落ち着かない日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。湿度も高く、蒸し暑さが一段と厳しい季節となりました。
そんな中、先週末は今年初めてのプールへ出かけ、一足早く夏を満喫してきました。暑さの厳しい季節だからこそ、涼しさや快適さのありがたみを改めて実感します。
今回は、このような蒸し暑い季節でも凛とした佇まいを実現する、ハリソンズの盛夏向けプレミアム・スーティング 「ケープ・キッド」 をご紹介いたします。
「ケープ・キッド」は、南アフリカ産の良質なモヘアの中でも、総生産量のわずか5%にも満たない希少なキッド・モヘアを60%使用した、非常に贅沢な服地です。盛夏においても品格ある装いを求められるエグゼクティブへのオマージュとして生み出されたこのクオリティは、美しくエレガントな仕立て映えはもちろん、軽やかで快適な着心地を兼ね備え、世界中のテーラーやお客様から高い評価をいただいております。
キッド・モヘアならではの上品な光沢、仕立て映えを生む程よいハリとコシ、そして汗ばむ季節にも心地よいドライな肌触り。高温多湿な日本の夏にこそ、その魅力を存分に感じていただける一着です。
暑さの中でも清涼感と品格を失わない装いをお求めの方に、ぜひ一度お手に取って、その質感や着心地をご体感いただけましたら幸いです。
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