la mode europeénne sélectionné pour vous

THE TEXTURE OF TIME

9/29/2026

 

2026年秋冬シーズンに向けた新作コレクション、第五弾をご紹介します。

今回ご紹介するのは、フランネルの名門、英国フォックスブラザーズの「ヴィンテージフォックス」です。


1772年の創業以来、フランネルをはじめとする英国服地の歴史を築いてきたフォックスブラザーズ。その長い歩みの中で培われたアーカイブに残る名作から着想を得ながら、クラシックな意匠を現代の紳士にふさわしいスタイルへと昇華させたコレクションです。

定番のフランネルから、本格的なヘビーウェイトまで幅広く揃う「ヴィンテージフォックス」。

なかでも注目したいのが、300/330グラムの軽量ハイブリッドフランネルです。


梳毛糸と紡毛糸を組み合わせることで、本格的な紡毛フランネルならではの暖かさや豊かな風合い、奥行きのある表情を持ちながら、梳毛フランネルのような適度なウェイトと仕立て映えも兼ね備えています。

それぞれの長所を巧みに掛け合わせた、他にはない個性を持つフランネルです。


また、定番の「クラシックフランネル」では展開されていない、グリーンやベージュをベースとした、フォックスブラザーズならではの絶妙な色柄も魅力のひとつ。

さらに、フォックスブラザーズのフランネルを愛する方々から特に人気の高い、500グラムを超える肉厚な無地のフランネルもご用意しています。


軽やかなものから重厚なものまで。

色柄も含めて選択肢が大きく広がり、フランネルという素材の奥深さを改めて感じさせてくれるコレクションです。

現代において、フランネルを身に纏うということは、ある意味でとても贅沢なことなのかもしれません。

着用できる季節が限られているからこそ、その短い時間をあえて愉しむ。

寒くなれば自然と手が伸び、袖を通した瞬間に季節の訪れを感じさせてくれる。そんな「季節を愉しむための服」に相応しい生地が、今回のコレクションには揃っています。

効率や実用性だけでは選ばない。

その季節にしか味わえない素材を身に纏い、その質感や暖かさを愉しむ。

そんな選択をしたくなるのが、フォックスブラザーズのフランネルなのだと思います。

ぜひ店頭で実際に生地に触れ、その色、表情、そしてフランネルならではの豊かな風合いをご覧いただければと思います。

NEW EXPRESSIONS

9/25/2026
 

2026年秋冬シーズンに向けた新作コレクション、第四弾をご紹介します。

今回ご紹介するのは、イタリア・ビエッラを拠点とする高級ファブリックマーチャント、「スタイルビエッラ」です。

1975年、ピエロ・ペリーノとその家族によって創業されたスタイルビエッラ。イタリア服地の聖地ともいわれるビエッラを本拠地に、上質なファブリックを数多く展開しています。
同社のファブリックコレクションは、毎シーズン数種類の「ルックブック」と「バンチ」によって提案されます。豊富なラインナップはもちろんのこと、その高いクオリティ、卓越した提案力、そして常に新しい感性を取り入れる革新性から、“唯一無二”と評されることも多いブランドです。

今シーズンのスタイルブックでは、ブラウンやグリーンを基調としたミックスカラーや、杢調の柔らかな色合いが印象的に提案されています。
見開きページには、モデルが実際に生地を着用したスタイリング写真とともに、カット生地が貼り付けられています。


生地そのものの表情だけでなく、仕立て上がった際の雰囲気までイメージしやすく、ページをめくるたびに創作意欲をかき立てられます。

今シーズン、新たなラインナップとして加わったのが、「HIGHLAND」と名付けられたカシミア混のSUPER150'sレンジです。


SUPER150'sならではの繊細さと、カシミアをブレンドすることで生まれる柔らかな風合い。その上質さは、ぜひ実際に生地に触れて体感していただきたいと思います。
写真やスペックだけでは伝わりきらない、素材ならではの心地よさを感じていただけるはずです。

そして、今回のコレクションの中で私が特に気に入ったのが、「MARBLE FLANNEL」。


デニムを思わせる表情を持ったフランネルで、なんと32色ものカラーバリエーションが揃います。

中でも目を惹くのが、ピンクやオレンジといった、少し個性的なカラー。

一見すると取り入れるのが難しそうな色味ですが、杢調の柔らかな表情が加わることで、派手さがほどよく抑えられています。そのため、普段とは少し違った色に挑戦してみたい方にも、比較的取り入れていただきやすいのではないでしょうか。

単色でありながら奥行きのある色合いは、仕立て上がった際にも独特の存在感を放ってくれそうです。

ルックブックに掲載されたモデルのコーディネートを参考にしながら、これまで選んだことのない色や素材に挑戦してみるのも、今シーズンの楽しみのひとつ。

皆様もぜひ、スタイルビエッラの豊かな色彩と素材感から、新たなスタイルの可能性を見つけてみてはいかがでしょうか。

A SENSE OF COUNTRY

9/08/2026

 

なかなか天候が落ち着きませんが、少しずつ気温も穏やかになってきました。

今回は、2026年秋冬の新作コレクション第3弾をご紹介します。

“ウィリアム・ブリス”。


1872年創業。かつて傘下にあったツイードブランドを、フランネルの名門フォックスブラザーズが復活させました。

いま、世界中のビスポークテーラーやウェルドレッサーから注目を集めているのが、「コッツウォルド カントリーツイード」です。


コレクションの中心となるのは、乗馬やモータースポーツなど、英国のカントリーシーンに適したツイード。コッツウォルズの美しい自然から着想を得た、深いグリーンやブラウン、アースカラーを中心とした落ち着きのある色柄が揃います。

英国らしいクラシックな雰囲気を持ちながらも、決して重すぎず、現代のワードローブにも自然に馴染むのが魅力です。


さらに、ウールとコットンのブリスツイルや、カントリーウェアには欠かせない100%コットンのベッドフォードコードもラインナップ。ジャケットやトラウザーズなど、カントリースタイルを幅広く楽しめるコレクションとなっています。

ツイードには独特の存在感と温かみがありますが、「少しクラシックすぎる」「取り入れるのが難しそう」と感じる方もいるかもしれません。

そんな方にもぜひ一度ご覧いただきたいのが、この「コッツウォルド カントリーツイード」。

伝統的な英国らしさを残しながら、今のスタイルにも取り入れやすい、絶妙なバランスを持ったツイードです。

生地を眺め、触れているうちに、「この生地で何を仕立てようか」と自然に想像が膨らんでくる。

そんなインスピレーションを与えてくれる、今の時代にちょうどいいツイードです。

INTO AUTUMN

9/01/2026

 

8月も終わり、いよいよ9月がスタートします。

まだまだ厳しい暑さが続いており、「秋」を迎えるという実感はなかなか湧いてきませんが、オーダースーツ業界では、これから本格的な秋冬商戦が始まります。

今回は、2026年秋冬の新作コレクション第2弾をご紹介します。

今シーズン、待望のコーデュロイコレクションが新たにラインナップされました。

その名も、ダブリュービルの「コーデュロイ&モールスキン」。


以前より、お取り引き先の皆様から秋冬シーズンに向けたコットン素材について、多くのお問い合わせをいただいておりました。
そして今回、ようやく皆様に自信を持ってご提案できるコレクションが完成しました。

細畝の「ニードルコード」から、存在感のある幅広の畝が特徴の「ジャンボコード」まで、表情の異なる3種類のコーデュロイをセレクト。
さらに、スエードを思わせる柔らかな肌触りと、心地よいストレッチ性を備えた高品質なモールスキンもラインナップしています。


美しく洗練されたカラーパレットで表現された今回のコレクションは、コーデュロイやモールスキンならではのクラシックな趣を持ちながら、現代のスタイルにも取り入れやすい、優れた汎用性を備えています。

カジュアルウェアはもちろん、上質なテーラードスタイルにもおすすめです。

ジャケット、スラックス、セットアップなど、スタイリングの楽しみ方もさまざま。

素材の表情や色合いを生かしながら、自分らしい秋冬の装いをお楽しみいただけます。
まだ暑さの残る今だからこそ、少し先の季節に思いを馳せて。

装いから季節を先取りし、心まで晴れやかになるような一着を、ぜひ今からご検討ください。

皆様の秋冬スタイルに、新たな選択肢として「コーデュロイ&モールスキン」をお届けします。